こんにちは。開運アドバイザーのまりんです。
タロットカードの5番「法王」のカードの意味を知っていますか?
その名前からわかるとおり、宗教の影響や男性との関わりを示すことが多いカードです。
しかし、宗教にあまり縁のない日本人からすると「把握しにくい意味が多いな」と思われているカードでもあるんですよ。
今回は、そんな法王のカードの意味や正位置と逆位置の意味についてお話していきます。
人間関係・恋愛関係・仕事関係でそれぞれ法王が出た際のアドバイスもお伝えしていきます。
ぜひ楽しみにお読みくださいね。
目次
タロットの法王の基本的な意味は?
法王は、タロットカード大アルカナの5番のカードです。
まずは、基本的な意味から確認していきましょう。
法王ってどんな意味を持つカードなの?
英語では「The Hierophant」、フランス語では「Le Pape」と呼ばれます。
日本語の別名の多いカードでもあり、「教皇」「司祭長」などの名前で呼ばれることもあるんですよ。
特に「教皇」という呼び方は、採用されていることの多いものでもあります。
ネットで検索する際に「法王」で調べても出てこない場合は、「教皇」で調べてみることをオススメします。
そんな法王は、慈悲や親切、アドバイスといった意味合いを持つカードです。
これは「法王」や「教皇」が、聖職者をモチーフとしており、罪を赦すという描写が慈悲の象徴とされていることが要因となっています。
カードの名前やこれらのモチーフからもわかるとおり、法王は宗教との関連が見られるカードでもあります。
リーディングの際にも、宗教や先祖などからの影響を示すことがあるため、覚えておくと良いでしょう。
そんな最終結果で出た場合、「慈悲」「許す」などのキーワードに注目することで読み取りがしやすくなります。
ただし、現状維持や規則厳守といった意味合いもあるため、一概に良い意味ばかりのカードとは言えない側面も持っています。
法王のカードの豆知識!キリストが描かれていることがある?
それでは、法王と宗教の関連とはどのようなものなのでしょうか。
特に日本人は宗教関連の知識があまりなく、把握が難しいことは、大アルカナ2番の「女教皇」のときにもお話しています。
同様に、やはり宗教との関連、と言われた途端、急に難しい話が始まったように感じてしまうことも、現代日本人にはよくあるお話なんですね。
そんな日本人でも知っているキリスト教の偉い人が、「法王」だと言うことに気づいているでしょうか?
言われて「あっ!」と思った方、もしくは最初から気づいていた方、思い浮かべていたのは「ローマ法王」で間違いないですよね。
「ローマ教皇」の肩書で思い浮かべていた方も、法王のカードの別名を思い出してみてください。
そうです、法王は「教皇」「司祭長」などの別な呼ばれ方があるカードでしたよね。
日本人でも聞いたことのあるキリスト教の偉い人、ローマ法王またはローマ教皇は、カトリックの最高指導者であり、バチカンに居住している人物です。
そもそも「法王」「教皇」という肩書そのものが、カトリックの最高位の聖職者の称号でしたよね。
ちなみに、現ローマ法王がツイッターのアカウントを開設し、初ツイートを行った際には、日本でも大きな話題を呼んでいました。
ローマ法王のツイッターアカウントは、2022年6月時点で1,896.4万名のフォロワーがいます。
実際の数字が出てくると、影響力の凄さがわかりますね。
話が少し逸れましたが、「法王」「教皇」と言えばキリスト教との関連が、切っても切り離せないところにある、という事実は大きなものです。
そのため、法王の絵柄にはしばしば、イエス・キリストを思わせる人物が描かれることもあるんですよ。
宗教との関連が強いカードであることがわかりました。
しかし、タロットには正位置と逆位置があり、詳しい意味合いはカードの向きによって変わってきます。
法王のカードの正位置と逆位置は、それぞれどのように読み解くのがよいのでしょうか。
次は、法王のカードの正位置と逆位置の意味を確認していきましょう。
関連記事
タロットの法王!正位置と逆位置の意味!人物像も分かるの?
法王はそのモチーフから、「慈悲深い人物」「懐の広い人」という人物像に結びつきます。
逆位置ではそれがほぼ逆転し、「干渉が感情な人物」といった人物像につながります。
正位置の法王の意味!日本人には難しい感覚のキーワードが多いかも
①【宗教に関連したこと(入信、布教活動、寺院、神社、祭礼、家族が聖職者、縁日、供養など)全般】
②【慈悲、寛大さ、同情、心が広い、同盟を結ぶ、服従、相談、友人が増える、慈善活動など人に奉仕する、養子縁組】
法王の正位置は、宗教関連のキーワード全般が含まれています。
と言われても、宗教に関心が薄い現代日本人の感覚では、いまいちピンとこないことが多いですよね。
ですが、「先祖の供養や墓参り、法要」と考えれば、少し身近に感じられないでしょうか?
こういった内容に心当たりがある場合は、ぜひ注目して読み取るようにしましょう。
もちろん、宗教とは関連があまり深くなさそうな、「慈悲」や「寛大さ」といったキーワードも含まれています。
最終結果で法王が出た場合、「そういった心を持つことが解決に繋がる」という判断ができることも多いですから、覚えておきましょう。
逆位置の法王の意味!心当たりがある場合の対処法
①【墓が荒れる、狂信的、信仰心が無い、異端者、無縁仏、還俗(げんぞく)、信仰心が篤い人をうるさく思う、神前や教会などで行わない結婚式】
②【くどすぎる、かまいすぎる、援助の中止、いつまでも虚弱な状態が続く、偏りが生じる、間違ったアドバイスを受ける、利用される】
逆位置は、基本的には正位置と逆の意味となるものが多いです。
法王の場合は、宗教関連のキーワードが一変していることがわかりますね。
信仰を捨てることや、宗教をおろそかにしている状態を示すことになります。
ちなみに「還俗」は「僧侶が俗人にかえること」という意味の言葉です。
ただ、逆に「宗教に傾倒しすぎている」ことを示す「狂信的」というキーワードもありますから、質問内容などをしっかり把握しておくようにしましょう。
「慈悲」「寛大さ」というキーワードも、ほぼ真逆の意味になっていることがわかりますね。
やたらとかまってあれこれ手や口を出したり、トンチンカンなアドバイスをすることは、相手にとって害になってしまいます。
自分がそういうことをしているのか、他人にされているそういった行為を解決すべきなのかといった細部の読み取りは、他のカードの内容も参考にしましょう。
正位置では「慈悲」「寛大さ」や宗教関連、逆位置では「狂信的」「宗教から離れる」「他者を構い過ぎ」という意味があることがわかりました。
しかし、ただキーワードを並べられただけでは、実際のリーディングとしてどういった判断をしていけば良いかが少々つかみにくいと感じることもあるでしょう。
そこで続いては、「質問で法王が出た場合の読み解き方」を見ていきましょう。
まずは人間関係の質問で、法王が出た場合から見ていきましょう。
関連記事
タロットの法王!相手の気持ちの解釈とアドバイスは?
法王は星占いとの関連で、木星との関連を持つカードです。
木星は射手座に関わる天体ですから、関係者の中に射手座の人物がいるかどうかが、ひとつ重要な読み取り要素になります。
正位置:
「寛大さ」「慈悲」「友人が増える」「同盟」などの意味に注目しましょう。
例えば「こういうトラブルが生じて困っている」という質問であれば、「解決には慈悲の心が必要です」といった解釈をすることができます。
ほかにも、「今度新しい場所に行くことになった」という質問の場合は、「そこで新しい友人に恵まれますよ」という読み取りにもなります。
「結婚」というキーワードも含まれますが、法王の場合は「神前や教会など、所謂『古式ゆかしい』形式の結婚」という意味合いが強まります。
また、「自分と相手の家の双方において、宗教や墓に関したこと」についての何らかのメッセージを持っていることもあります。
単体で無理に解釈しようとせず、他のカードの結果にも注目しながら、しっかり読み取るようにしましょう。
アドバイス:
『寛大な心を持つことで、人の輪が広がります』
一見苦手に思える相手であっても、些細な違いにいちいち苛立っていたら疲れるばかりですよ。
心を広く持ち、まずは相手を受け入れてみることで、初めて見えてくるものもあることでしょう。
「本当に、何をどうしても受け入れることはできない!」と簡単に決めつけることはやめましょう。
付き合ってみたら面白い人だった、ということになる可能性は、大いにあります。
逆位置:
「利用される」「くどすぎる」「間違ったアドバイス」などの意味に注目しましょう。
一見親切そうに見えても、実はこちらを利用するだけの相手、という可能性を読み取ることができます。
そういったリーディングにつながる他のヒントはないか、他のカードに注目してみましょう。
逆に、人間関係をギクシャクさせている原因が、「あなたの過干渉にあります」という指摘であることもあります。
本人は無自覚であるケースも考えられますから、誤解のないようにきちんと伝えてあげてくださいね。
もちろん、「悪質な宗教勧誘」という直球な意味合いになることもありますよ。
アドバイス:
『問題の原因を受け止めましょう』
相手が悪意を持って接してくるのがそもそもの原因であれば、こちらにできる対策は限られます。
しかし、原因がこちら側にあるとしたら、どうでしょうか。
相手に過剰な干渉をしていませんか?よく知りもしないで、余計なアドバイスをしていませんか?
親身になればいい、というものではないのですから、まずは自分が余計なおせっかいをしていないかどうか、振り返ってみてください。
人間関係は、人物像が直結することの多い質問ですから、法王のカードが示す人物像に該当する人がいるかどうか、にも注目しましょう。
続いては、「恋愛系の質問で法王が出た場合」を見ていきますね。
関連記事
タロットの法王!恋愛の解釈とアドバイスは?
正位置:
「養子縁組」「結婚」などの意味に注目しましょう。
今現在恋人がいて、結婚を視野に入れている、という状況であれば、「結婚は実現しますよ」という解釈になります。
ただし、「嫁に行く・来てもらう」か、「養子縁組をしてお嫁さんの家に行く」ことになる可能性もあります。
質問者の家族構成などもきちんと聞いておくことで、読み取り結果に影響が生じることになる、ということですね。
また、法王も皇帝同様、父親や祖父といった男親の影響を指摘するカードでもあります。
父親の意向が影響してくる可能性も読み取れますから、やはり家族との関係や家族構成に注意して、読み取りを行いましょう。
アドバイス:
『華やかできらびやかなばかりが結婚ではありません』
現在の恋愛はおおむね良好で、結婚の兆しも見えていることでしょう。
しかし、華やかな結婚式ばかりが、結婚のすべてではありません。
家族同士の結びつきや、お互いの家に関わること全般と、向き合っていくことが求められます。
もちろん、先祖の供養や冠婚葬祭といった要素にも向き合わなくてはなりません。
逆位置:
「かまいすぎる」「狂信的」などの意味に注目しましょう。
相手に対して過剰な干渉をしていることが、問題の原因と言える可能性が示されています。
いわゆる「面倒で鬱陶しい束縛タイプ」の人間になっていないかどうか、顧みる必要があるということですね。
また、既に結婚を視野に入れた交際をしている場合、宗教絡みの厄介な問題が潜んでいる可能性も読み取れます。
質問内容や、他のカードの結果などを手掛かりに、何が問題なのかを読み取るようにしましょう。
アドバイス:
『慣例にただ反抗するだけでは誰からも理解されません』
こういう風習は古い、こんな慣例には従えない、それだけを理由に反抗してはいませんか?
一見古臭いだけに思われるような慣例や風習にも、理由や重要性が込められていることは少なくありません。
そこを理解せずただ反抗したところで、誰からも理解してはもらえないでしょう。
なぜ従いたくないのか、どうしてそれを受け継ぎたくないのか、あなたの中に確たる理由を見つけてみてください。
「結婚」や「宗教儀式」といったキーワードが関連していることを把握して、読み取りをするようにしましょう。
続いては、「仕事に関する質問で法王が出た場合」を見ていきます。
関連記事
タロットの法王!仕事の解釈とアドバイスは?
正位置:
「寛大さ」「相談」というキーワードに着目しましょう。
実は法王のカードも、留学やビジネスに関しての援助を受けられる、といった意味合いを持つカードです。
そのため、「今のその仕事や目標に対して、援助してくれる人が表れますよ」という暗示になることも多いです。
もっと単純に、同僚や上司、部下との関係を構築するにあたり、「広い心で接しましょう」という意味を示すこともあります。
「味方になってくれる人はいるのか?」という質問であれば、法王のカードから導き出される人物像に当てはまる人物が該当者である、という読み取りになります。
アドバイス:
『広く寛大な心で他人に接しましょう』
物事を成すにあたって、人の和が重要になることは少なくありません。
ビジネスでも、完全な個人プレーで成果を出せることはあまりないですよね?
他人の欠点やミスを指摘するのではなく、「どうしたらみんながベストを尽くせるだろうか?」というところに着目してみましょう。
あるいは、そういった視点を持つ人物が助けに入ってくれることが、現状には必要と言える状態です。
逆位置:
「援助の中止」「利用される」などの意味合いに注目しましょう。
今現在、してもらっている支援が打ち切りになることが想定されるキーワードです。
特に個人事業者やフリーランスの仕事をしている人にとっては、どうやって回避・対処すべきかを、他のカードから読み取りたいところになります。
また、他に人間関係の不和を示すカードが出ている場合には、「他人に対する態度」が問われている、という読み取りになることもあります。
むやみに干渉しすぎて仲間内の不和を生じさせているのが誰なのか、注意深い読み取りが必要になります。
アドバイス:
『ちょっと立ち止まって自分の言動を振り返りましょう』
支援の打ち切りや仲間内の人間関係の不和は、仕事の成果に直結しますよね。
ですが、そういった現状を招いた原因は、どこにあるかを考えたことはありますか?
他人の言動にあれこれ手や口を出し過ぎていたり、支援したくなくなるようなことをしていたりはしないでしょうか。
もしも自分に、そういった要因の覚えがあるのならば、すぐに態度を改めてください。
それでは、タロットの法王のカードについて最後にまとめましょう。
関連記事
まとめ
今回は、法王のカードについてお話しました。
法王は、大アルカナの5番で、宗教に関連した意味合いが強いカードです。
正位置の主な意味は「慈悲の心」や「宗教全般に関連すること」。
また、逆位置の主な意味には「狂信的」「利用される」などがありましたね。
人間関係の問題で出た場合、正位置であれば『寛大な心を持つことで、人の輪が広がります』。
逆位置であれば、『問題の原因を受け止めましょう』というアドバイスです。
恋愛関係での正位置は『華やかできらびやかなばかりが結婚ではありません』。
逆位置は『慣例にただ反抗するだけでは誰からも理解されません』というアドバイスでしたね。
また、仕事関係の正位置の意味は、『広く寛大な心で他人に接しましょう』。
逆位置は、『ちょっと立ち止まって自分の言動を振り返りましょう』というアドバイスです。
皇帝同様、男性の影響や関連を示すこともよくあるカードです。
なので、読み取りの際には複数のキーワードや質問内容を押さえるようにしましょう。
あなたのタロットで占った体験なども、ぜひ教えてくださいね^^
おすすめ記事
コメント