こんにちは。開運アドバイザーのまりんです。
タロットカードの15番「悪魔」のカードの意味を知っていますか?
昨今さまざまなアニメやゲーム、漫画などで「悪魔」が取り上げられているのを見かけますよね。
しかし、「タロットとしての意味」や「どういうアドバイスを示すのか」については、知らない人も多いことでしょう。
今回は、そんな悪魔のカードの意味や正位置と逆位置の意味についてお話していきます。
人間関係・恋愛関係・仕事関係でそれぞれ悪魔が出た際のアドバイスもお伝えしていきますのでお楽しみに!
目次
タロットの悪魔の基本的な意味!良い意味もあるの?
悪魔は、タロットカード大アルカナの15番のカードです。
まずは、基本的な意味から確認していきましょう。
悪魔ってどんな意味を持つカードなの?
英語では「The Devil」、フランス語では「Le Diable」と呼ばれます。
カードの名前がそのものズバリなので、絵柄もまさしく「悪魔」が描かれる一枚ですね。
しかしそもそも、「悪魔」って何なのでしょうか。
ウィキペディアによれば悪魔とは「特定の宗教文化に根ざした悪しき超自然的存在や、悪を象徴する超越的存在をあらわす言葉」と定義されています。
キリスト教をイメージしがちですが、仏教やイスラム教にも「悪魔」と呼ばれる存在はいるんですよ。
仏教では「邪神」と呼ばれるものの存在や、仏道をさまたげる悪神、人にわざわいを与える魔物全般が「悪魔」にあたります。
「魔」という言葉は梵語の「マーラ(魔羅)」を略したもので、人を殺したり人心を悩ませる悪霊全てを指す言葉なんですよ。
イスラム教では悪魔は、「シャイターン」や「イブリース」と呼ばれています。
悪魔のカードの豆知識!別名もバージョンによってさまざま!
そんな悪魔のカードにも、バージョンによっていろいろな別名があります。
まずは「エジプティアン・タロット」と呼ばれるもの。
こちらのバージョンで悪魔は「黒魔術師」というカード名になっています。
エジプトでブラック・マジシャン、なんて言われてしまうと、とある漫画を連想してしまう人もいそうですね。
また「アクエリアン・エイジ」版と呼ばれるバージョンでは、「思索家」というカード名になっているんですよ。
そういえば、「アクエリアン・エイジ」というタイトルのゲーム(アニメ化もされています)もありましたね。
ちなみに、タロットの悪魔は「The Devil」というタイトルですが、悪魔は他にも呼び方があることに気が付いていましたか?
例えば「デーモン」や「サタン」も「悪魔」という意味を持っています。
これらはいったい、何が違っているのでしょうか。
正解は「語源となった言葉」です。
「デビル」は、古代ギリシャ語で「中傷する者」を意味する「ディアボロス」が語源です。
「デーモン」の方は、同じく古代ギリシャ語の、「守護霊」や「施す者」を意味する「ダイモーン」が語源です。
語源を辿ることで、意味するところが少し異なっていることがわかりますね。
また、必ずしも悪いものの象徴、と決まっているわけでもないのが、語源からもわかります。
そのため悪魔のカードも、特に逆位置には良い意味合いとして受け取れるキーワードが見られるんですよ。
宗教における魔物を象徴するカードであることがわかりました。
しかし、タロットには正位置と逆位置があり、詳しい意味合いはカードの向きによって変わってきます。
では、悪魔のカードの正位置と逆位置は、それぞれどのように読み解くのがよいのでしょうか。
次は、悪魔のカードの正位置と逆位置の意味を確認していきましょう。
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タロットの悪魔!正位置と逆位置の意味は?
質問内容次第では、あまり悪くないと言えるキーワードも含まれてはいます。
しかし、良くない札ではありますから、ことの深刻さを示すことも大いにあり得ます。
正位置の悪魔の意味!「黒魔術」ってどういうこと?!
①【黒魔術、呪術、オカルト、病気、異常な精神状態、悪霊の影響を受ける、気分が低下する、妄想に駆られる、不可能への挑戦】
②【誤った考え方、反社会的な心を持つ、相手を誤った方向へ導く、束縛、不満、不調、悪事、火遊び】
一見ぎょっとするようなキーワードが多いのが特徴です。
特に「黒魔術」や「呪術」なんて言葉を見てしまうと、「えっ私に霊感なんかないぞ!?」と思ってしまいますよね。
そういった場合には、「オカルト」や「妄想」といったキーワードがあることに着目してください。
何らかの原因があって、心理状態がおかしなことになっている、といった状況である可能性が見えてきます。
結果、オカルトなど超常的なものに傾倒して、さらに悪循環にハマっている、という読み取りができるんですね。
逆位置の悪魔の意味!多岐にわたるキーワードをどう読み取る?
①【宗教やオカルトを盲信する、正しい理解のないオカルト嫌い、科学的なことを嫌う、迷信に左右される】
②【心の解放、ストレスが消える、病気の回復、悪事から目が覚める、物質的なものへのこだわりを捨てる、重労働、依頼心が強い】
逆位置は、基本的に正位置の真逆の意味になるものが多いです。
しかし悪魔の逆位置は、一概にそうと言えないカードもあるという良い一例となっていることがわかりますね。
オカルトを信じすぎて常軌を逸してしまっていたり、逆にオカルトを否定しすぎておかしなことになっていたりと、正反対のようなキーワードがあります。
一方で、病気や妄想といった不健康な状態から回復する、という意味合いもあります。
こういったさまざまなキーワードがある場合、質問内容や他のカードの結果が重要な読み取り要素になります。
単体で無理に解釈しないよう、気を付けましょう。
正位置では「黒魔術」や「妄想」、逆位置では「闇雲にオカルトや科学を否定する」という意味があることがわかりました。
しかし、ただキーワードを並べられただけでは、実際のリーディングとしてどういった判断をしていけば良いかが少々つかみにくいと感じることもあるでしょう。
そこで続いては、「質問で悪魔が出た場合の読み解き方」を見ていきましょう。
まずは人間関係の質問で、悪魔が出た場合から見ていきましょう。
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タロットの悪魔!相手の気持ちの解釈とアドバイスは?
悪魔は星占いとの関連で、土星との関連を持つカードです。
土星はやぎ座とみずがめ座に関わる天体なので、関係者の中にの人物やぎ座やみずがめ座の人がいるかどうかも、重要な読み取り要素になります。
正位置:
「妄想」「気分が低下する」「異常な精神状態」などの意味に注目しましょう。
悪魔というカード自体が悪札なので、人間関係は既にだいぶよろしくないことが前提になります。
結果、気分が落ち込んで精神面に影響が出ていたり、被害妄想などに駆られている可能性を指摘できます。
よろしくない現状の指摘である可能性もありますが、問題だとされている人間関係の悩み自体が、妄想である可能性もあります。
できるだけ優しくソフトに、伝えることを心がけましょう。
アドバイス:
『すでに精神状態は崖っぷちのようですね』
問題を気に病みすぎて、心身に影響が出てしまっている自覚はありますか?
特にメンタルへの悪影響が、深刻なようですね。
しかし、気にしすぎ・悩み過ぎはかえってあなたを追い詰めることになってしまいます。
まずはあなたの心を回復するために、何をしたらよいかに目を向けてみてください。
逆位置:
「心の解放」「ストレスが消える」「迷信に左右される」などの意味に注目しましょう。
人間関係の悩みのタネだった問題点は、どうやら解決の見込みがあるようです。
カギとなるのは、迷信やオカルトなどをわけもなく信じすぎていたり、逆に頭から否定してしまっている姿勢のようです。
そういった傾向が質問者や当事者にあることが、どうやら事態の解決を図る上で注目・吟味すべきポイントのようですね。
アドバイス:
『何でも否定すればいいというわけではありませんよ』
人間関係がギクシャクしている原因が、どうやら「オカルトや科学の否定」であるらしいことが示されています。
あなた自身がそういうものを信じたくなくても、相手が信じているのだとしたら、どうでしょうか。
自分の信じるものを嘲笑混じりに否定されて、傷つかない人はいないですよね。
相手を否定しない、という姿勢を持って、自分の態度を振り返ってみましょう。
気分の低下や妄想といったキーワードは、人間関係の悩みにおいて特に押さえておきたいものになります。
もちろん、「相手の妬みなどの感情が呪術となって降りかかっている!」という読み取りになる可能性もゼロではありません。
質問者から、状況をよく聞き取って判断すると良いですよ。
続いては、「恋愛系の質問で悪魔が出た場合」を見ていきましょう。
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タロットの悪魔!恋愛の解釈とアドバイスは?
正位置:
「誤った考え方」「束縛」「不満」「妄想に駆られる」などの意味に注目しましょう。
相手を束縛している、またはしようとしているといった、少々危険な状態である可能性が示されています。
その原因もどうやら、誤った考え方や妄想にあるようですね。
また、特定の恋人がいない人であっても同様のことが言えます。
「自分に恋人ができないのはコレがいけない!」という、誤った考え方に固執して、現状に不満を抱いているのかもしれません。
アドバイス:
『その言い分は、本当に正しいものですか?』
恋に限らず、相手に何か求めたり、常に一緒にいたいと思ったりすることはあるでしょう。
しかし、それは現実にはなかなか実行するのが難しいことではありませんか?
あなたの言い分が通らない、または叶わないからと言って、相手を疑ってしまってはいませんでしょうか。
不満の原因がどこにあるのかを、正しく見極める必要があるようです。
逆位置:
「物質的なものへのこだわりを捨てる」「悪事から目が覚める」などの意味に注目しましょう。
人の道として正しくない恋愛をしていた人が、その関係を切るという読み取りができます。
また、アレがほしい、コレがほしいという物欲を相手にぶつけるのをやめ、関係が落ち着くのかもしれません。
一方、迷信に左右される、オカルトや科学を意味もなく嫌う、というキーワードもあり、当人同士に何かかみ合わないものがある可能性もあります。
質問者からよく状況を聞き取り、他のカードと合わせてきちんと読み取りましょう。
アドバイス:
『悪縁にしがみつく必要はありません』
あなた自身、今の恋愛関係が正しくないものであるとうすうす気づいていたのではないでしょうか。
もともと正しくないものを、無理に続けていれば当然、あちこちに不具合が生じます。
あなたが恋愛に対して感じていた悩みや問題は、どうやらそこに原因があったようですよ。
おかしいと感じるものを手放すのは、悪いことではありません。
悪魔は基本的に悪札なので、恋愛問題でもやはり問題は既に発生している可能性が高いです。
原因を見極めるのか、対処方法を知りたいのかは、質問者に確認しておく方がいいでしょう。
続いては、「仕事に関する質問で悪魔が出た場合」を見ていきましょう。
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タロットの悪魔!仕事の解釈とアドバイスは?
正位置:
「相手を誤った方向へ導く」「異常な精神状態」というキーワードに着目しましょう。
わかりやすい例としては、ブラック企業に何の疑問も抱いていない状態などがありそうですね。
社訓や上司の言葉を疑わず、後輩や同僚を誤った方向へと導いている可能性が読み取れます。
異常な精神状態というのも同じことですね。
何が正しいのか、すでに判断がつかなくなっているようです。
アドバイス:
『「自分」を取り戻してください』
会社や上司の覚えが良いと、嬉しくなるのは普通のことです。
しかし、彼らはあなたの何を評価してくれているのでしょう?
都合よく動く人間だから、という理由で認められてはいないでしょうか。
一度、自分の仕事に対する姿勢を振り返りましょう。
逆位置:
「重労働」や「依頼心が強い」等の意味に注目しましょう。
正位置に「不可能への挑戦」という意味合いもありますが、その逆なので「無理がありすぎる仕事量」という読み取りができます。
また、「誰かに頼ればいいや」と気楽に思っている所為で、ものごとが上手くいっていないのかもしれません。
いずれにしても、仕事に対する姿勢や仕事量、取り組み方などを見直すべきときが来ているようです。
アドバイス:
『自分の能力を過信していませんか?』
人間誰しも、限界というものがあります。
際限なく仕事をし続けたり、難しい仕事や大量の仕事を抱え込むことはできません。
今のあなたが置かれている状況は、そういったところに問題があるようです。
自分の力を過信せず、実力を見つめ直してみてください。
それでは、タロットの悪魔のカードについて最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、悪魔のカードについてお話しました。
大アルカナの15番めのカードで、さまざまな宗教に登場する魔物を意味するカードであるということからお話しましたね。
正位置の主な意味は「黒魔術」「妄想」などでした。
また、逆位置の主な意味には「正しい理解もなくオカルトや科学を嫌う」などがありました。
人間関係の問題で出た場合、正位置であれば『すでに精神状態は崖っぷちのようですね』。
逆位置であれば、『何でも否定すればいいというわけではありませんよ』というアドバイスでした。
恋愛関係での正位置は『その言い分は、本当に正しいものですか?』というアドバイス。
逆位置は『悪縁にしがみつく必要はありません』というアドバイスでしたね。
また、仕事関係の正位置の意味は、『「自分」を取り戻してください』。
逆位置は、『自分の能力を過信していませんか?』というアドバイスを読み取れるものでした。
単体では解釈が難しい、と感じることの多いキーワードを持つのが「悪魔」の特徴です。
質問内容や他のカードの結果を念頭において、どう読み取るべきかを意識するように心がけてくださいね。
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