こんにちは。開運アドバイザーのまりんです。
タロットカードの18番「月」のカードの意味を知っていますか?
日本だと、月と言えば、十五夜やかぐや姫など良いものを連想する人が多いのではないでしょうか。
しかしタロットに関しては、「よくない意味のカードと聞いた」「アドバイスはどういうものになるの?」と感じている人も少なくないカードです。
今回は、そんな月のカードの意味や正位置と逆位置の意味についてお話していきます。
人間関係・恋愛関係・仕事関係でそれぞれ月が出た際のアドバイスもお伝えしますのでお楽しみに!
目次
タロットの月の基本的な意味は?
月は、タロットカード大アルカナの18番のカードです。
まずは、基本的な意味から確認していきましょう。
月ってどんな意味を持つカードなの?
英語では「The Moon」、フランス語では「La Lune」と呼ばれます。
月と言えば綺麗なもの、風流なものというイメージを持っている人も、多くいますよね。
しかしそのイメージに反して、タロットの月は不吉さや不安、よくない予感を象徴するカードになっています。
カードには月の他に、荒野や建物、犬、ザリガニなどが描かれることもありますが、あくまでよくある例として、です。
タロットの図柄には「必ずこれを描かなければいけない!」と言われるモチーフがあることがあります。
しかし、絶対にその原則が守られている、というわけではないんですね。
実は、月の描かれ方にもそういったバリエーションを見ることができます。
そもそも、あなたは「月」と言われてどんな形の月をイメージしますか?
三日月だったり半月だったり、満月をイメージする人もいますよね。
タロットの絵柄の月にも、似たようなことが見られます。
描かれる月の向きや形にも、一貫性はあまり見られないんですね。
たまに、「このタロットは絵柄に必須モチーフが入っていない!おかしい!」みたいなことを言う人もいます。
しかし、必ずしもそれは絶対ではありませんから、あまり気にしないようにしましょう。
月のカードの豆知識!女性を象徴している説がある?!
さて、そんな月には「女性を象徴する」という説があります。
太陽という「陽」の存在に対するものであり、それが女性である、という考え方によるものです。
ちなみに、こうした考え方は洋の東西を問わず、各地の伝承や考え方に見られるものですね、
そのためタロットの月は、特に女性が絡む問題で出た際に、特に重要視したいカードである、という説も見られます。
とはいえ、あくまで「諸説あります」レベルの話なので、気にしすぎなくて大丈夫ですよ。
なぜなら、バージョンによっては「月」というタイトルではないものもあるからです。
例えば、別名が多いアクエリアン・エイジ版というバージョンでは、「反抗者」というタイトルになっています。
不安や不吉さを象徴するカードであることがわかりました。
しかし、タロットには正位置と逆位置があり、詳しい意味合いはカードの向きによって変わってきます。
月のカードの正位置と逆位置は、それぞれどのように読み解くのがよいのでしょうか。
次は、月のカードの正位置と逆位置の意味を確認していきましょう。
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タロットの月のカード!正位置と逆位置の意味は?
日本人が月に対して持っているイメージに反して、あまりよくない意味が多いカードです。
警告として出てくることもあるので、キーワードをしっかり押さえておきましょう。
正位置の月の意味!悪いキーワードが多いからこそ注意したい?!
①【不安、詐欺、迷い、心変わり、裏切り、良くない予感、危険、秘密、デマ、悪い評判】
②【家族の犠牲になる、家族に関したよくないこと、家庭不和、先祖に関したこと、ゴーストの干渉を受ける、葬儀、供養、墓】
良い意味がひとつもないことがわかります。
ここまで悪い意味しか並んでいないと、逆に警戒しやすくわかりやすい、という考え方もできますね。
例えば、気になる人の人物像についての質問で月が出た場合、「あ、素行の良くない人なんだな」と読み取ることができます。
良くない状況に置かれていることがはっきりすることで、対処もしやすくなりますよね。
悪い意味=もうだめだ~!ではありませんから、あまり落ち込まないようにしましょう。
逆位置の月の意味!逆位置の方がいい意味が多い!
①【小さな変化、無用の心配、失敗も大事には至らない、危険の回避、よい協力者の出現】
②【ウソがバレる、相手の心を見抜く、過去の出来事に影響される、女性や母親からの影響、過去の嫌な相手が現れる】
逆位置は、基本的に正位置の真逆の意味になるものが多いです。
月の場合、正位置が不穏なキーワードが多い分、逆位置だと良い意味になりそうなキーワードが多いことがわかりますね。
また、女性を重視するようなキーワードが見られるところもポイントです。
その一方で、特定の人物像を掴むのは難しいと感じるキーワードも多めですよね。
単体で無理に読み取ろうとせず、他のカードの意味や結果と合わせて、判断するようにしましょう。
正位置では「不安」「デマ」、逆位置では「無用の心配」という意味があることがわかりました。
しかし、ただキーワードを並べられただけでは、実際のリーディングとしてどういった判断をしていけば良いかが少々つかみにくいと感じることもあるでしょう。
そこで続いては、「質問で月が出た場合の読み解き方」を解説します。
まずは人間関係の質問で、月が出た場合から見ていきましょう。
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タロットの月!相手の気持ちの解釈とアドバイスは?
月は星占いとの関連で、かに座との関連を持つカードです。
関係者の中にかに座の人がいるかどうかも、重要な読み取り要素になります。
正位置:
「裏切り」「秘密」「デマ」「悪い評判」などの意味に注目しましょう。
だいぶギスギスした人間関係の渦中にあることが読み取れます。
親切そうにしてくれている相手も「裏切り」の恐れがあったり、「悪い評判」を流されているといった状況なのかもしれません。
あなたが秘密にしていることがバラされそうであったり、悪質なデマが流れているという状況の可能性もあります。
この状況を打破する手段の有無など、ここからどうすべきかを他のカードから読み取りましょう。
アドバイス:
『問題を早急に解決しましょう』
あなたが感じているよりも、状況はかなりよくないことが示されています。
月の正位置が出ていることから、おそらくママ友や主婦仲間といった女性が絡んでいることでしょう。
あなたを陥れようと、裏で動いている人がいる可能性も否定できません。
対策や反撃の手段などを用意して、最悪の事態を回避できるよう準備が必要です。
逆位置:
「ウソがバレる」「相手の心を見抜く」「無用の心配」などの意味に注目しましょう。
自分が不利になるようなウソがバレるのではなく、質問者や当事者にとって有利に働くウソの発覚の可能性もあります。
また、相手が裏で何を企んでいるのかが看破でき、危機を回避することができるという読み取りもできます。
不安要素はあるものの、気にしすぎる必要のない問題であることが示されているわけですね。
勘ぐり過ぎや、悪く考えすぎである可能性まで含めて判断すると良いでしょう。
アドバイス:
『必要以上におそれる必要はありません』
変化や事件は起こるおそれがあるものの、取り立てて不安がるほどの事態にはならないでしょう。
あなたを大きく不利にするような出来事は起こらないか、起きてもさほど大事にはならない見込みです。
気になることがあるとついつい、不安に思ってしまうことは誰にでもありますよね。
あまり気にしすぎず、堂々と構えておく方がよさそうですよ。
正位置で出た場合は、月のキーワードが示す人物が誰になるのかにも、注意すると良いでしょう。
該当する人物について対策するだけで、解決できる可能性もあるからです。
続いては、「恋愛系の質問で月が出た場合」を見ていきましょう。
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タロットの月!恋愛の解釈とアドバイスは?
正位置:
「迷い」「心変わり」「裏切り」などの意味に注目しましょう。
意中の相手や恋人だけでなく、質問者や当事者本人の心変わりや裏切りが読み取れます。
また、その恋愛に対して積極的になり切れないのは、どこかに何らかの迷いを抱えているからなのかもしれません。
月の正位置には、「家族に関するよくないこと」という意味もあり、家族の素行や葬儀などが足を引っ張る要因になっている可能性もあります。
どうしたら乗り越えられるのか、そもそも乗り越えることのできる問題なのかも、あらかじめ確認しておいてください。
アドバイス:
『祝福されない恋を実らせても苦しいだけですよ』
今現在はものすごく好きな相手に対して、心変わりや裏切りが予想される結果が出ています。
あるいは、どちらかまたはお互いの迷いが枷になり、幸せな恋愛は望めない見込みが濃厚です。
「それでも愛しているの!」という言葉や気持ちを、どこまで持ち続けることができるかを考えてみてください。
おそらく、見直すべき事実や要素が、たくさん見つかるはずです。
逆位置:
「相手の心を見抜く」「過去の出来事に影響される」「女性や母親からの影響」などの意味に注目しましょう。
ここで出ている「相手」というのは、恋人や意中の人から見た「相手」、つまり質問者や当事者である可能性もあります。
過去に恋愛に対するトラウマとなる出来事があっただとか、恋愛や結婚に関して母親などから言われていることに振り回されているといった事情が筒抜けなのかもしれません。
協力者の出現や、危険の回避という意味合いもありますから、大きな爪痕を残すような出来事にはならないでしょう。
ただし、恋が成就するとは限らず、「円満にお別れできる」という啓示の場合もあります。
アドバイス:
『波風が立たないのが最善ですよ』
問題が解消し、お付き合いが深まるのが恋愛においては望ましいですよね。
しかし、明らかに問題を抱えていて解決できないとわかっている相手に、無理して付き合い続けることは難しいです。
その場合、双方に傷跡を残さずお別れできるというのもまた、ひとつの救いになりますよ。
最高のハッピーエンドを目指すのではなく、現時点でベターな結論を出すこともときには必要です。
月というカードがそもそもあまり良いカードではないですから、出た際には厳しい結果となるケースも多いです。
逆位置だからと言って、幸せな恋愛が確実にできるとは断言できませんから気を付けましょう。
続いては、「仕事に関する質問で星が出た場合」を見ていきましょう。
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タロットの月!仕事の解釈とアドバイスは?
正位置:
「デマ」「悪い評判」「家族の犠牲になる」というキーワードに着目しましょう。
質問者、または当事者に対するよくない感情を持っている人がいる可能性が指摘できます。
その人物がデマや悪評を流しているせいで、仕事に支障が出ているのでしょう。
あるいは、家族が何らかの形で障害となっており、仕事で成果を上げることが阻まれているのかもしれません。
どうしたらそれを解決できるのか、他のカードに注目してください。
アドバイス:
『身近なところに敵がいるようです』
あなたに関するよくない噂を、面白がって広めている人物がいるようです。
それはもしかしたら、あなたの家族などかなり身近にいる人かもしれません。
そういった妨害があって、あなたは仕事面に集中しきれていないのでしょう。
まずは事実を受け止めてから、どのように対処するかを考えましょう。
逆位置:
「過去の出来事に影響される」「失敗も大事には至らない」等の意味に注目しましょう。
過去のミスを思い出したり、それが気にかかっていて調子が出ていない様子が見られます。
ただ、そこまで神経質になるほどのミスや失敗には、至っていない現状も指摘できています。
慎重に行動するのは悪いことではないですが、気に病みすぎても実力は出せませんよね。
なぜその過去が気にかかるのかなども含めて、解決策を探りましょう。
アドバイス:
『チャレンジ精神を持って挑みましょう』
一度失敗すると、怖気づいてしまう気持ちは誰でも持つものです。
しかし、いつまでもそれにとらわれて、先に進めないのでは困りますよね。
そろそろ、失敗を引き摺る気持ちにけりをつけて、先に進むべきときが来ているようですよ。
あまり気に止まず、思い切って踏み出してみることをお勧めします。
それでは、タロット月のカードについて最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、タロットの月のカードについてお話しました。
月は、大アルカナの18番めのカードで、不吉さを象徴するカードです。
正位置の主な意味は「不安」「デマ」などでした。
また、逆位置の主な意味には「無用の心配」などがありました。
人間関係の問題で出た場合、正位置であれば『問題を早急に解決しましょう』。
逆位置であれば、『必要以上におそれる必要はありません』というアドバイスでした。
恋愛関係での正位置は『祝福されない恋を実らせても苦しいだけですよ』。
逆位置は『波風が立たないのが最善ですよ』となります。
また、仕事関係の正位置の意味は、『身近なところに敵がいるようです』。
逆位置は、『チャレンジ精神を持って挑みましょう』というアドバイスでした。
正位置は良くない意味、逆位置は割といい感じの意味であることが多いカードです。
正位置が出た場合は、警告や用心の啓示と受け取って、対策などをきちんとしましょう。
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