こんにちは。開運アドバイザーのまりんです。
タロットカードの17番「星」のカードの意味を知っていますか?
正位置は良い意味、逆位置は悪い意味という、タロットの王道みたいなカード、というイメージを持つ人が多いカードですね。
しかし一方で、「どういうアドバイスとしてとらえればいいのか難しい」との声も上がっているカードです。
今回は、そんな星のカードの意味や正位置と逆位置の意味についてお話していきます。
人間関係・恋愛関係・仕事関係でそれぞれ星が出た際のアドバイスもお伝えしますので楽しみにお読みくださいね!
目次
タロットの星のカードの基本的な意味は?
星は、タロットカード大アルカナの17番のカードです。
まずは、基本的な意味から確認していきましょう。
星ってどんな意味を持つカードなの?
英語では「The Star」、フランス語では「L’Étoile」と呼ばれています。
絵柄としては、空に輝く大きな星が基本的には描かれるカードになっています。
じゃあ、この星はいったい何の星なのか?という話になりますよね。
これに関しては諸説あり、現在はどれが正解とは断定されていません。
シリウス説、金星説、北極星説、水星説、北斗七星説などなど、どれもこれもありそうなものですね。
また、星の下には水をくむ女性の姿が描かれていることも多いです。
モチーフが類似していることから「節制」のカードとの親近性が、取り上げられることもあるんですよ。
しかし意味合いは節制とは大きく異なり、基本的には「希望」を示すものになっています。
ただ、この「希望」はただ単に「希望がある」という意味を表すのではありません。
天文学の分野において、星はとても遠くにあるものですよね。
そのことからもわかるように、タロットの星が示す希望は、何カ月または何年か先のものであることもしばしばあります。
「希望はある!ヤッター!」と、手放しで喜ぶのは少々危険なケースもありますから、押さえておきましょう。
星のカードの豆知識!どんなバージョンでも名前があまり変わらない?
さて、そんな星のカードにも面白い豆知識があります。
タロットにはいろいろなバージョンがあり、ものによっては名前が全然違うこともある、というのはご存知ですよね。
ところが星に関しては、別名が多いバージョンでもあまり名前が変わっていない傾向が強いのです。
例えば、別名が多いエジプティアン・タロットでも、「星」というタイトルはそのままです。
さらに、ほぼすべてのカードが異なる名前で収録されている「アクエリアン・エイジ版」での星は、「way-shower」となっています。
「ウェイ・ショワー」と読むこの言葉は、道を示す人または道を照らす人、といった意味合いの言葉です。
星という言葉の意味と、似ていることが分かりますね。
遠くにある希望を象徴するカードであることがわかりました。
しかし、タロットには正位置と逆位置があり、詳しい意味合いはカードの向きによって変わってきます。
星のカードの正位置と逆位置は、それぞれどのように読み解くのがよいのでしょうか。
次は、星のカードの正位置と逆位置の意味を確認していきましょう。
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タロットの星のカード!正位置と逆位置の意味は?
大まかに言うと正位置は良い意味、逆位置は悪い意味、というキーワードが多めです。
ただ、正位置でも状況次第では、必ずしも良い意味になるとは限らないので気を付けましょう。
正位置の星の意味!希望はあるけれどめちゃくちゃ遠い?!
①【順調な状態、希望が持てる状態、順調な成長、時間の経過、体力の回復、よい雨、よい治療、良い方向へ導かれる】
②【カンがいい、物事を良く見抜く、恵み、援助、愛を与える、よい旅行】
良いキーワードが並んでおり、一見すると悪い意味合いは見当たりません。
基本的に星の正位置は良い状態や良い未来を示すものであり、悪札ではないと言えます。
ただし、時間の経過というキーワードがある点には注意が必要です。
また、「希望が持てる状態」というキーワードも、気を付けておきたいポイントになります。
これらはあくまで「遠くにある希望」を意味する場合が多いので、「今すぐ助けが欲しい!」という人には厳しい結果と言えることにもなるためです。
逆位置の星の意味!下手な悪札よりも厳しい意味合いが多い?!
①【失望、生きているのがいやになる、体の衰え、肥満、希望が持てない、くどくなる、生産力の低下】
②【大雨、洪水、働き過ぎ、疲労がたまる、過度になる】
逆位置は、基本的に正位置の真逆の意味になるものが多いです。
星はこの基本に沿っているキーワードが多いことがわかりますね。
順調な状態や希望が持てる状態という意味合いが逆転し、不調続きで希望も何もない、という意味になっています。
現状がよい状態の人にとっては、トラブルの暗示や突然の終わりの到来よりも、嫌な内容と言えるかもしれません。
回避の術はあるのか、どうすればそこから脱け出せるかといった解決策はあるのかも、合わせて読み取るようにしましょう。
正位置では「順調」「希望」「時間の経過」、逆位置では「失望」という意味があることがわかりました。
しかし、ただキーワードを並べられただけでは、実際のリーディングとしてどういった判断をしていけば良いかが少々つかみにくいと感じることもあるでしょう。
そこで続いては、「質問で星が出た場合の読み解き方」を見ていきましょう。
まずは人間関係の質問で、星が出た場合から見ていきましょう。
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タロットの星のカード!相手の気持ちの解釈とアドバイスは?
星は星占いとの関連で、ふたご座との関連を持つカードです。
関係者の中にふたご座の人がいるかどうかも、重要な読み取り要素になります。
正位置:
「順調な状態」「物事をよく見抜く」「カンがいい」などの意味に注目しましょう。
現状の人間関係は悪くない状態であるか、何か不穏な気配があっても鋭く見抜くことができるようです。
質問者または当事者がカンのいい人物で、細かいところまでよく気づく気質であるため、トラブルが未然に防がれているのかもしれません。
これから先も、悪いことは起こらないか、起こるにしても早期に発見、解決できる見込みです。
取り立てて不安となりそうな要素はないことを伝えましょう。
アドバイス:
『状況はおおむね良好なようですね』
行く手に悪い兆しは読み取れない、良い状態であることがわかります。
または、良い方向へと長い時間をかけて成長していく可能性も示されています。
今のところは大きな不安やトラブル要素は見当たらないことを、安心して受け入れてください。
もし何かが起こるのだとしても、何とかなることが予想されています。
逆位置:
「くどくなる」「過度になる」などの意味に注目しましょう。
人間関係の問題でこのキーワードですから、おせっかいが過剰になっている可能性が指摘できます。
たとえば、よかれと思ってしているアドバイスや手助けが、かえって邪魔になっているといった状態です。
あるいは、親しくしようという気持ちが行き過ぎて、相手に負担を与えたり、煙たがられたりする原因になっているのかもしれません。
いずれにせよ、行動を振り返り、改める必要がありそうです。
アドバイス:
『親切も行き過ぎるとただの迷惑になりますよ』
せっかく他人と関わるのですから、親切にしたい、手を貸したいと思うのは普通のことです。
できることなら何でも手助けして、親密に仲良くしたいと思うのも当然のことでしょう。
しかし、それらが行き過ぎて、相手にとって負担や嫌悪の原因になることもよくあります。
「やりすぎていないかな?」「しつこく構っていないかな?」など、自分の言動を反省してみてください。
正位置で出た際の安心感が大きい分、逆位置だと一気に不安を感じてしまいそうになる結果と言えます。
解決策や回避方法があるのか、どうしたらそれができるのかがわかるのであれば、ちゃんとそちらも伝えるようにしましょう。
続いては、「恋愛系の質問で星が出た場合」を見ていきましょう。
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タロットの星のカード!恋愛の解釈とアドバイスは?
正位置:
「愛を与える」「恵み」「希望が持てる状態」などの意味に注目しましょう。
現在の恋愛事情については、特に大きな問題がないことがわかります。
ただ、例えば「結婚はいつごろになりそうか」「関係の進展は望めるのか」といった質問の場合は要注意です。
星は、時間の経過に伴う希望を象徴しているカードでしたよね。
そのため、「結婚や進展はないわけではないが、少し遠い未来のことになりそう」という結果になります。
アドバイス:
『良い関係を、じっくり育んでください』
先行きに不安要素のない、順風満帆で良好な状態であることがわかります。
今後の展望も悪くないため、幸せが継続することが予測されていますよ。
ただし、変化や進展、大きな目標を達成するには、時間がかかりそうな見込みです。
焦らずじっくりと、現在の良好な関係を継続し、関係を深めていくことを心がけてください。
逆位置:
「希望が持てない」「くどくなる」「疲労がたまる」などの意味に注目しましょう。
相手を構い過ぎて煙たがられていたり、過度に尽くし過ぎてへとへとになっているのではないでしょうか。
何か大きな波乱やトラブルがあるわけではないけれど、将来のことを考えたとき希望がないな、と感じているのでしょう。
星の逆位置は、ソフトに表現すると「いやになる」といった意味に繋がるキーワードを持っています。
希望の持てない関係をどうするべきか、考えるときが来ていることが示されています。
アドバイス:
『トラブルがなければそれでよし、とはならないはずです』
大きな問題やトラブルは一応起きていないけれど……という現状ではありませんか?
「けれど」の先には、「だからといって将来に希望があるかと言われるとそうでもない」が続いていませんか?
今の関係を続けていても、ただトラブルがないだけの、希望も何もない未来が待っているようです。
それが嫌だと感じるのであれば、現状を変える方策を探す必要があります。
恋愛問題でもやはり、星の正位置が出ると安心できる結果と言えることがわかります。
ただし、その正位置が持っている「時間の経過」というキーワードは、常に意識しておくようにしましょう。
続いては、「仕事に関する質問で星が出た場合」を見ていきましょう。
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タロットの星のカード!仕事の解釈とアドバイスは?
正位置:
「援助」「順調な状態」「順調な成長」というキーワードに着目しましょう。
仕事は順調で着実に成長もできており、周囲からの手助けも得られているといった状態のようです。
長い目で見てもよい兆しと言えるカードですから、将来的にも良いことが待っていそうですね。
仕事に関する質問で星の正位置が出た場合の「時間経過」は、今後の成長を読み取れるものになります。
長期計画のプロジェクトの成功といった、明るい未来を予測することもできます。
アドバイス:
『これからも今の姿勢を持ち続けると、よい未来が開けます』
現状に取り立てて問題がなく、今後も明るい見通しが立っています。
仕事に取り組むうえでの大変さはあるかもしれませんが、すべてはあなたの成長につながっているようですよ。
このまましっかり仕事に向き合っていれば、大きな成功や素晴らしい未来を手にすることができそうです。
長い目で見ても、明るい未来が待っていることを忘れないでください。
逆位置:
「働き過ぎ」「疲労がたまる」「失望」「体の衰え」等の意味に注目しましょう。
明らかにオーバーワークであることが読み取れます。
仕事に没頭しすぎて、自分の体調管理を二の次三の次にしていた結果、肥満や疲労といった悪影響が出ているようです。
当然、仕事の効率も下がっていますから、今後への希望も持てなくなっているのでしょう。
単に「失望」というキーワードに注目してみると、今度は「将来の展望が無い状態」であることを指摘できます。
アドバイス:
『まずは体調を整えることから始めましょう』
仕事を最優先にして、健康管理をないがしろにしてきてはいませんでしたか?
休みをとったり、気持ちをリフレッシュさせたりしないと、結果的に仕事への意欲が低下することを招きます。
今現在無理をして、将来を台無しにしてしまっては虚しいですよね。
今後のことを考えれば自ずと、まずは自分を大事にすることに目が向くはずです。
それでは、タロットの星のカードについて最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、タロット星のカードについてお話してきました。
星は、大アルカナの17番めのカードで、遠くにある希望を象徴するカードです。
正位置の主な意味は「希望が持てる状態」や「時間の経過」などでした。
また、逆位置の主な意味には「失望」などがありました。
人間関係の問題で出た場合、正位置であれば『状況はおおむね良好なようですね』。
逆位置であれば、『親切も行き過ぎるとただの迷惑になりますよ』というアドバイスでした。
恋愛関係での正位置は『良い関係を、じっくり育んでください』。
逆位置は『トラブルがなければそれでよし、とはならないはずです』というアドバイスでしたね。
また、仕事関係の正位置の意味は、『これからも今の姿勢を持ち続けると、よい未来が開けます』。
逆位置は、『まずは体調を整えることから始めましょう』というアドバイスでした。
問題に対しても、長期的には希望や良いことが見込める、という意味合いを持つのが特徴です。
短期的に、とか、今すぐに、という悩みの解決としては、やや厳しい結果と言えることを押さえておきましょう。
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