こんにちは。開運アドバイザーのまりんです。
タロットカードの1番「魔術師」のカードの意味を知っていますか?
大アルカナの1番目である「魔術師」は、良い意味として読み取れることが多いカードです。
しかし、「実際のリーディングでどんな風に読み取ればいいかよくわからない・・・」と悩んでしまう人も、中にはいることでしょう。
今回は、そんな魔術師のカードの意味や正位置と逆位置の意味についてお話していきます。
人間関係・恋愛関係・仕事関係で、それぞれ魔術師が出た際のアドバイスもお伝えしていきますので、ぜひ楽しみにお読みくださいね。
目次
タロットの魔術師の基本的な意味!印象・人物像・外見は?
魔術師は、主に学業やビジネスに関連する意味が多い、タロットカード大アルカナの1番のカードです。
まずは、基本的な意味から確認していきましょう。
魔術師ってどんな意味を持つカードなの?
英語では「The Magician」、フランス語では「Le Bateleur」と呼ばれるカードです。
日本語では「魔術師」の他に、「奇術師」「手品師」という呼び方をされることもあります。
英語でも、「The Magus」や「The Juggler」と呼ばれることがあるんですよ。
そんな魔術師は、大アルカナの1番であるということから「始まり」という意味合いの強いカードです。
起源や起業、入学、就職などのキーワードとも関連していて、「新しく何かを始める」「新社会人として新生活へ踏み出す」という解釈になることもあります。
さらには「新たな人脈を形成する」というリーディングになることもあり、「外交手腕」や「主導権を握る」という、人間関係で重要な意味を占めることが多いカードでもあります。
魔術師のカードの豆知識!実は「愚者が進化した姿」説がある
さて、そんな魔術師のカードは、0番の「愚者」とストーリーが繋がっているとも言われているカードなのを知っていますか?
自由気ままに放浪し、ひとところに定まることのなかった「愚者」が、社会に出て何者かになった姿が「魔術師」である、という解釈をしているバージョンがあります。
こういった解釈を取り入れているバージョンでは、「大アルカナ全体がひとりの人間の人生を表している」と捉えていて、22枚のカードを通してひとつの物語を読み取れると言われています。
そう考えると魔術師のカードに、「就職」や「社会に出る」といった意味があることに、より説得力が生じるようにも感じますね。
面白い解釈が可能な魔術師ですが、その図柄には決まった意匠を取り入れることが暗黙のルールになっている、とも言われています。
大まかな内容としては、「テーブルにナイフと聖杯、コインが置かれている」「やや若そうな印象の男性」が「杖を持っている」というものです。
それぞれのモチーフにはさらに細かく、「テーブルの足が何本である」とか「コインの枚数は何枚である」という指定があるとも言われています。
もちろん、この世の中に現存するすべてのタロットカードが、これらのモチーフを厳守している、というわけではありません。
ではなぜ、こんな暗黙のルールがある、と言われているのでしょうか?
ここにもやはり、タロットの歴史や魔術的な意味合いが関連している、と言われています。
22枚すべてのカードの山札のことを「デッキ」と言いますが、複数のデッキを持つ場合、こういった絵柄に注目してみることで、意外な発見があるかもしれませんね。
物事の始まりを意味し、愚者が社会に出た姿である、という解釈もあるカードだということがわかりました。
しかし、タロットには正位置と逆位置があり、詳しい意味合いはカードの向きによって変わってきます。
魔術師のカードの正位置と逆位置は、それぞれどのように読み解くのがよいのでしょうか。
次は、魔術師のカードの正位置と逆位置の意味を確認していきましょう。
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タロットの魔術師!正位置と逆位置の意味は?
正位置の魔術師は「起源」や「才能」または「新たな始まり」を意味し、逆位置は「混迷」「スランプ」「決断できない」「不正」などの意味を持ちます。
また、水星や学生・教師など学びに関わるキーワードや、ビジネスと関わるキーワードとも関連しています。
正位置の魔術師の意味!「新たな始まり」や「知的な技術の習得」なの?
①【何かを新しく始める・始まる、入学、入社、起源、創造、初体験、変身】
②【知性に関わること、家庭教師や教育など高度な学びを得る、才能、可能性、知的な技術を身に付ける、留学、発明、工夫】
まっさらな状態から、新しく何かが始まっていくことを意味しています。
例えば、引っ越して心機一転、新生活を始める、高校や大学へ進学してより深い知識や教養を身に付ける、といった内容です。
魔術師は知的な活動との関連が強い意味を持っていて、「知性・学び・教養」というキーワードが正位置では深く関わってきます。
と言われると、「学生の身分ならまだしも、社会人になっても『学び』?」と、一瞬「あれっ?」と感じる人もいることでしょう。
ですが、「人生は常に学びの連続である」とも言われますよね。
社会に出て初めて知ること、触れることもたくさんあるはずです。
「国語や数学など教科の勉強」という意味に限定せず、人生における学び全般として、魔術師の正位置の意味はとらえるようにすると読み取りやすいですよ。
逆位置の魔術師の意味!「決断できない」?「経験不足」?
①【決断できない、なかなか物事を始められない、ぐずぐずする、社会へ出るのが遅れる、未経験、経験不足】
②【知性に欠ける、アイデアが乏しい、技術が足りていない・身に付けられない、不正、詐欺、不勉強】
逆位置は、基本的には正位置と逆の意味となるものが多いです。
魔術師もその一例で、「新たな始まり」を象徴する正位置から、「うまくスタートを切ることができない」という意味合いに変化します。
知性や技術を身に付ける・習得するという意味合いも反転し、未熟なことや勉強不足、経験が足りていないといった解釈になるんですよ。
また、外交的な手腕を発揮するという意味合いも反転していることが分かります。
総合すると魔術師の逆位置は、うまく物事を始められずぐずついている様子や、ウソや不正を働いている状況を指すカードになるんですね。
もちろん、質問内容によっては「そこを改善すれば良い未来を引き寄せることができる」というリーディングになることもあります。
他にどんなカードが出ているかにも注目して、しっかり読み解いていくことを常に念頭に置いておきましょう。
正位置では「知性を手に入れる」「新しく始まる」、逆位置では「決断できない」や「不正」という意味があることがわかりました。
しかし、ただキーワードを並べられただけでは、実際のリーディングとしてどういった判断をしていけば良いかが少々つかみにくいと感じることもあるでしょう。
そこで続いては、「質問で魔術師が出た場合の読み解き方」を見ていきましょう。
悩みに即した、適切なアドバイスができるようになりますよ!
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タロットの魔術師!相手の気持ちの解釈とメッセージは?
魔術師は星占いとの関連で、水星というキーワードも持っています。
水星はふたご座とおとめ座に関連する惑星なので、自分や相手にふたご座またはおとめ座の人がいる場合、特に注目してみるといいですよ。
正位置:
「入学・入社」「初体験」「高度な学びを得る」「外交手腕を発揮する」などの意味に注目しましょう。
新しく何かが始まって、初めて経験することや、そこから得るものがたくさんあるということを意味します。
それはもちろん、経験やスキルアップを意味することもありますが、人付き合いのルールを学ぶという意味も生じてきます。
環境が変われば周囲の人間関係も変わりますし、自分がどう振る舞えば良いのかも変化します。
4月など、配置換えのある時期はもちろん、特に切り替えの時期でない場合に魔術師が出た際には「今後環境が一新する可能性がある」と読むこともできます。
アドバイス:
『新たな環境で心機一転、いろいろ学んでいきましょう』
今、あなたを取り巻く環境や人間関係に、大きく変化したもの、または変化の兆しがあるものはないでしょうか?
新しく何かが始まることで、気持ちを入れ替えて新鮮な感覚を味わう機会が訪れるでしょう。
初めてのことというものは、それだけで大いなる学びのチャンスです。
新しい環境で得られる知識や他者とのやりとりから、ぜひいろいろなものを習得してみてください。
逆位置:
「ウソ」「ぐずぐずする」「詐欺」などの意味に注目しましょう。
明らかに自分にとってマイナスであるとわかっている人間関係を、うまく整理できていない可能性を指摘することができます。
もちろん、血縁関係など簡単に縁を切ることが難しいものもありますが、いわゆる「デモデモダッテ」になっていませんか?ということが問われています。
あなたにとって不誠実な対応をする相手といつまでも付き合っていても良いことはありません。
悪縁であるとわかっている関係からは距離を置くなどの対処をするべきときが来ていることが読み取れるんですね。
アドバイス:
『決断を先延ばしにしても、いいことは何もありません』
嘘つきや不誠実な相手であるとわかっている人からは、距離を取る努力をしてみましょう。
「でも、いいところもあるの」「でも、根っからの悪人じゃないの」などと、言い訳を重ねる必要はありません。
不利益になるどころか、面倒ごとしかやってこない人間関係を、いつまでも続ける理由はないはずです。
思い切った決断をすべきときが、来ているのではないでしょうか?
新たな人脈を得た際や、人付き合いの環境が変わったときなどに、ぜひ参考にしてみてくださいね。
続いては、「恋愛系の質問で魔術師が出た場合」を見ていきましょう。
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タロットの魔術師!恋愛や片思いの解釈とメッセージは?
魔術師のカードには、恋愛や片思いに対してどのような解釈やメッセージがあるのでしょうか?
まずは、正位置から見て行きましょう。
正位置:
「何かを新しく始める」「変身」などの意味に注目しましょう。
これから恋が始まる暗示の可能性もありますが、既に良い御縁が訪れている状況であることを示すことの方が多いです。
始まったばかりの状態を指していますから、まだまだ手探り、知るべきことや学ぶべきことがたくさんある、という意味合いは恋愛問題に関しても読み取れます。
初めて知る相手の一面を受け入れることや、これまで知らなかったデートのマナーなど、きちんと身に付けていくことをすすめられていると捉えましょう。
アドバイス:
『恋においても学びは重要です』
恋をしていれば何もかもが許されるわけではありませんよね。
時には悩むこともあるでしょうし、「これは初めて知った」「初体験だ」と思うことは恋愛においてもたくさんあります。
それらを、あなた自身がどう受け止めるか、パートナーと共にどう糧にしていくのかも、恋を発展させる上で欠かせない要素になります。
まだ始まったばかりの恋愛を、実り多いものにしていってください。
逆位置:
「ウソ」「詐欺」「経験不足」「未経験」などの意味に注目しましょう。
特に恋愛に関する対人スキルの低さや、良くない思惑を持って近づいてきた相手につけこまれている可能性が読み取れます。
折角恋人ができたのに、対応の仕方を間違えて喧嘩になったり、デートを楽しめなかったりといったトラブルが発生している可能性を指摘できます。
また、恋愛経験が十分でないことなどが原因でトラブルが起きていたり、そもそも騙されているのではないか?という読み取りをすることもできます。
いずれにしても、何らかのトラブルが生じている可能性が高いことが読み取れますから、要注意と考える方がよい状態と言えるでしょう。
アドバイス:
『経験値が不足しています』
今起きているトラブルの要因は、あなたの経験不足によるところが大きいです。
相手の気持ちがわからなかったり、上辺だけの言葉に惑わされてしまったりするのは、今のあなたにそれに対処する経験値が足りていないからではないでしょうか。
しかし、焦ってあれこれしようとしたところで、対人スキルや経験値は一朝一夕には得られません。
失敗から学び、次に生かす姿勢を持つことで活路は開けるでしょう。
「初恋」といったキーワードが関連してくる可能性もあります。
質問内容や質問者の状況を、きちんと把握した上で読み取るようにしてくださいね。
続いては、「仕事に関する質問で魔術師が出た場合」を見ていきましょう。
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タロットの魔術師!仕事や金運の解釈とアドバイスは?
ビジネスは魔術師との関わりの深いキーワードですから、きちんとリーディングしたい問題ですよね。
正位置:
「入社」「創造」「始まる」「工夫」というキーワードに着目しましょう。
まさしく入社したて、もしくは転職して新たな仕事を始めたばかりという状況を読み取ることができます。
あるいは、まったく新しい分野の仕事を任されたり、新規プロジェクトに参加することになった、といった状況なのかもしれませんね。
そのまっさらな状態から、起こるできごとすべてを学んでいく必要があるということを示しています。
失敗を恐れず、着実に仕事を覚えていくことで良い結果につながることでしょう。
アドバイス:
『すべてはその場所から始まっていきます』
今あなたが置かれている状況は、ことが始まったばかりの白紙の上のような場所でしょう。
そこから何が生まれるか、どんな結果に繋がるかは、あなたの頑張りによって変化します。
前途多難であれ、順風満帆であれ、あなたの進んでいく道にはたくさんの経験が待ち受けています。
ぜひ成長しながら、楽しく仕事に取り組んでいってください。
逆位置:
「不正」「アイデアが乏しい」「技術が足りていない」などの意味合いに注目しましょう。
なすべきことや業務に関して、アイデアや技術力が足りていない可能性が読み取れます。
また、失敗を隠そうとしたり、他人の手柄を横取りするなどの不正を行っている可能性を読み取ることもできます。
どちらにしても、実力に見合っていない仕事をしている状態ではないかというリーディングができます。
無理をせず周囲に助けを求めるなど、適切な対処を取った方が良いでしょう。
アドバイス:
『少々荷が重い仕事をしていませんか?』
実力不足を感じたり、それを隠すためにずるいことをしてはいませんか?
その場を何とか切り抜けることはできても、いずれどこかで破綻は訪れてしまいます。
力量に見合わない、難しい課題や仕事を無理に続けても、結局はあなたが苦しくなるばかりです。
周囲に助けを求めるなどして、ことが大きくほころびないように行動してみてください。
それでは、タロットの魔術師のカードについて最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、魔術師のカードについてお話してきました。
「奇術師」「手品師」とも呼ばれる大アルカナの1番で、新しく何かを始めるという意味を持つ、ということからお話しましたね。
正位置の主な意味は「新しく何かを始める」または「外交手腕を発揮する」。
逆位置の主な意味には「ぐずぐずする」または「不正、ウソ、詐欺」がありましたね。
人間関係の問題で出た場合、正位置なら『新たな環境で心機一転、いろいろ学んでいきましょう』。
逆位置なら、『決断を先延ばしにしても、いいことは何もありません』というアドバイスでした。
恋愛関係での正位置は『恋においても学びは重要です』。
逆位置は『経験値が不足しています』というアドバイスでしたね。
また、仕事関係の正位置の意味は、『すべてはその場所から始まっていきます』。
逆位置は、『少々荷が重い仕事をしていませんか?』というアドバイスを読み取れるものでした。
あなたも実際のタロット占いで「魔術師」が出たときには、そこからどんなスタートを切るべきかを考えて読み取るようにしてみてくださいね。
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