こんにちは。開運アドバイザーのまりんです。
タロットカードの2番「女教皇」のカードの意味をご存知ですか?
宗教的な意味合いの強い名前のカードなので、とっつきにくさを感じてしまってる人もいるかもしれませんね。
また、そのとっつきにくさから「解釈に悩むカードだなあ」と感じている人もいることでしょう。
「相手の気持ちをどう読んだらいいの?」
「どういうメッセージを伝えたらいいの?」
と疑問を持っている場合もあるかもしれませんね。
今回は、そんな女教皇のカードの意味や正位置と逆位置の意味についてお話します。
人間関係・恋愛関係・仕事関係でそれぞれ女教皇が出た際のアドバイスもお伝えしていきますので、ぜひ楽しみにお読みください。
目次
タロットの女教皇の基本的な意味!印象・人物像・未来は?
女教皇は、タロットカード大アルカナの2番のカードです。
まずは、基本的な意味から確認していきましょう。
女教皇ってどんな意味を持つカードなの?
読み方は「おんなきょうこう」でも「じょきょうこう」でも、どちらでも構いません。
英語では「The High Priestess」、フランス語では「La Papesse」と呼ばれています。
別名がたくさんあるカードでもあり、日本語では女教皇の他に「女司祭長」「女祭司長」「高位女神官」「高位女性聖職者」などさまざまな呼ばれ方をしているんですよ。
これらの名前からわかるとおり、女教皇は「女性」との関連性を深く持つカードです。
それも、「ある程度年齢を重ねた知識も経験も豊富な女性」や、そのものズバリ「宗教に関連した地位のある女性」を指すこともあります。
女教皇のカードの豆知識!モチーフは伝説上の人物
日本人は基本的に無宗教、とよく言われますよね。
そのため、宗教的な意味合いの強い「教皇」という名前を目にしただけでは、「何かスゴい女性なんだね?」といったイメージしかわかない人もいることでしょう。
ですが、実際のキリスト教のカトリック教会では、女性は「教皇」という職に就くことはできないんですよ。
では、なぜタロットには「女教皇」というカードが存在しているのでしょうか。
このカードのモチーフは、伝説上の女性教皇である「ヨハンナ」という人物だと言われています。
彼女は西暦855年から858年まで、ローマ教皇に在位したとされる中世の伝説の人物です。
ちなみにローマ教皇とは「全世界のカトリック教徒の精神的指導者」と位置付けられている地位の方ですね。
だいぶ、宗教的な関連が深い名前だな、ということが感じられるのではないでしょうか。
そして、現実には存在できない地位に就いた女性がモチーフであることから、反宗教的な隠喩が込められている、といった解釈がされることもあるんですよ。
もっとも、そういった解釈の要素はリーディングの際にはあまり関係しないことの方が多いですから、あくまで知識として把握しておく程度で大丈夫です。
宗教との関連を指摘されることもある、女性的な意味合いの強いカードであるということがわかりました。
しかし、タロットには正位置と逆位置があり、詳しい意味合いはカードの向きによって変わってきます。
では、女教皇のカードの正位置と逆位置は、それぞれどのように読み解くのがよいのでしょうか。
次は、女教皇のカードの正位置と逆位置の意味を確認していきましょう。
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タロットの女教皇!正位置と逆位置の意味は?
女教皇は一般的に、魔術師よりも深い知識や見識、思慮深さを象徴するとされています。
そのため正位置では「深い教養」や「厳格さ」「深い研究」といった意味。
逆位置では「オールドミス」や「知ったかぶり」という意味を持つようになります。
正位置の女教皇の意味!より深い学びや教養と洗礼、世俗を避ける
①特別な師について何かを学ぶ、深い教養・研究、厳格、専門コースへの進学、執筆、哲学、研究者
②女占い師、スピリチュアル分野に興味を持っている女性、未婚の女性、信仰心の厚い女性、変化、世俗を避ける、修道院へ入る、洗礼を受ける、直感・霊感
女教皇の正位置は、しばしば魔術師と比較して解説されることが多いです。
なぜなら、魔術師が「学びの始まり」などを指すことに対し、女教皇は「より専門的な深い研究」といった対比的な意味を持っているからです。
「魔術師は大学への入学」「女教皇は大学院への進学」という比喩で捉えると、わかりやすいでしょうか。
より専門性の高い学びを習得したり、深い教養や思慮深さを身に付ける、といった意味合いを持つようになるのが女教皇の正位置です。
また、オカルトやスピリチュアルに興味を持っていたり、神秘的な仕事や専門知識を持った妙齢の女性、というキーワードとも関連しています。
知識や技術の習得という意味合いも持ってはいますが、実務的というよりは精神的な、品位を問われる分野である、とイメージするとわかりやすいですよ。
逆位置の女教皇の意味!オールドミス?知ったかぶり?
①自惚れの強い女性、愛らしさに欠ける、オールドミス、視野が狭い、苦労性
②狂信的、過度の潔癖症、徹底的に批判する、知ったかぶり、因習的、中途半端、精神的な障害
逆位置は、基本的には正位置と逆の意味となるものが多いです。
女教皇の場合、正位置が「思慮深く落ち着いた、気品のある女性」であることに対し、逆位置は徹底した「イヤなオンナ」のイメージになっていることがわかりますね。
知ったかぶりでうぬぼれが強く、愛らしさの欠片もないオールドミス……というキーワードを並べるだけで、だいぶ最悪な「お局様」的な人物像が描けてしまいます。
ちょっと古い言い回しになりますが、「オバタリアン」という単語から連想される人物像、と説明するとわかりやすい場合もありますよ。
また、宗教的な意味合いの方もかなり良くないイメージのものになっています。
総じて、「リアルで身近にいてほしくないタイプの女性」の一例であると言えますね。
こういったイメージやキーワードをどう読み取るかは、実際の質問内容によります。
問題とキーワードがどう関連しているか、きちんと考えるようにすることを心がけましょう。
正位置では「深い教養を身に付ける」、逆位置では「自惚れの強さ、知ったかぶり」という意味があることがわかりました。
しかし、ただキーワードを並べられただけでは、実際のリーディングとしてどういった判断をしていけば良いかが少々つかみにくいと感じることもあるでしょう。
そこで続いては、「人間関係に関する質問で女教皇が出た場合の読み解き方」を見ていきましょう。
悩みに即した、適切なアドバイスができるようになりますよ。
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タロットの女教皇!相手の気持ちの解釈とメッセージは?
女教皇は星占いとの関連で、おとめ座との関連を持つカードです。
質問に関わる人物の中に、女性やおとめ座の人がいたら特に注目してみると良いでしょう。
正位置:
「世俗を避ける」「深い教養」「未婚の女性」などの意味に注目しましょう。
気品や落ち着き、年齢相応の女性らしさ、といったものが求められていると読むことができます。
あるいは、そういった要素を持った女性がカギを握る人物になる、という状況を指している可能性もありますね。
特に女性が絡む人間関係の問題が問われている場合、「敢えて騒がない」「静観する」という行動を選ぶのが正解となることも多々あります。
女教皇の正位置からイメージされるような人物像を目指すことがトラブル回避の手段である、といったリーディングもできますよ。
アドバイス:
『求められているのは奥ゆかしい態度です』
人間関係がゴタついたとき、どうしても品のない行動を取ってしまいがちな人はたくさんいます。
しかし、対人の問題だからこそ、声高に騒ぐことははしたないとみなされてしまうこともあるんですよ。
俗っぽい言動は避けて、「教養ある人」と思われるような態度を取ることを心がけてみてください。
品性の高い言動をする人には、相応の評価や対応がされることでしょう。
逆位置:
「徹底的に批判する」「因習的」などの意味に注目しましょう。
自分または相手のどちらかが、「とにかく攻撃して負けを認めさせないと気が済まない」という状態に陥っている可能性があります。
そのためなら、自分や相手の品格を貶めるような言動もしてしまいかねないところまで、問題は深刻化しているおそれも浮上しています。
また、女教皇の逆位置は、できれば関わり合いになりたくないような、下品でうぬぼれが強い女性そのものを指していることもあります。
質問内容をよく把握して、人物を指すのか、問題を指すのかを見極めるようにしましょう。
アドバイス:
『地雷女になっている可能性があります、すぐ改めてください』
陰湿な手段で、敵対者を陥れようという状況や心境になってはいないでしょうか。
あるいは、そういった手段を取るような相手が身の回りにいませんか?
昨今の漫画作品でよく見られるような、いわゆる「地雷女」と呼ばれるタイプの人物、またはそれを連想させる言動が問題の核心です。
そういった相手からは距離を取り、自分がそうだという自覚があるならすぐに態度を改めてください。
女性が絡む人間関係はもちろん、関係者に男性しか含まれない場合も、女教皇のカードの意味をしっかりとらえるようにしましょう。
続いては、「恋愛系の質問」で女教皇が出たときのメッセージを解説しますね。
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タロットの女教皇!恋愛や片思いの解釈とメッセージは?
正位置:
「未婚の女性」「信仰心が篤い」「研究」などの意味に注目しましょう。
恋愛において、あまり積極的でない人や状況を読み取ることができるカードになります。
色恋沙汰よりも自分のキャリアや、極めたい道がある可能性も指摘できます。
いずれにしても、恋愛にあまり積極的とは言えない状態であることを示しているんですね。
決して悪い意味ではないのですが、例えば結婚などには向いていない状況であることは指摘されています。
アドバイス:
『恋愛よりも極めたいことがあるのは悪いことではありません』
年齢的に、恋愛や結婚を視野に入れなければいけない、ということはありません。
是が非でも身に付けたい知識や技術、固めたいキャリアなどがあれば、そちらを優先する、というのも生き方としてはアリです。
恋と仕事、どちらを取るべきかで悩んでいるのであれば、どうやら仕事の方があなたには適した道のようですね。
無理に恋に生きようとせず、本当に得たいものの方へ進んでもいいんですよ。
逆位置:
「オールドミス」「愛らしさに欠ける」「視野が狭い」などの意味に注目しましょう。
自分が恋愛しなかった・できなかったことに対して、不満や後悔を抱えている可能性を指摘できます。
結果、「恋に現を抜かすなんて!」と、恋愛そのものに対して否定的な感情を抱えてしまっていることも読み取れます。
「愛だ恋だと寝言を言う暇があったら、仕事しなさいよ!」みたいな感覚でいるのかもしれません。
また、他人の恋愛事情にまで、いちいち目くじらを立てるような人物になっている可能性も浮上しますから、ちょっと注意が必要なカードと言えるでしょう。
アドバイス:
『恋愛を目の敵にするのはやめましょう』
あなたの恋愛事情がどのようなものであったかは、あなたの生き方と選択の結果に過ぎません。
恋より仕事や研究を優先するか、恋愛を優先するかはその人の選択次第で決まるものです。
「恋愛イコール無駄なもの」という決めつけだけで、すべてを処理してしまうのは危険です。
その視野の狭さが、無用なトラブルの原因になる可能性があることが警告されています。
恋愛に女性が絡んでこない例は、ほぼないことでしょう。
女教皇のカードの意味上、結婚などのキーワードにも関連することが予想されます。
良い意味になりにくいことが増えますが、ネガティブなイメージにつなげないよう、解釈することを心がけてください。
続いては、「仕事に関する質問で女教皇が出た場合」を見ていきましょう。
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タロットの女教皇!仕事や金運の解釈とアドバイスは?
正位置:
「深い教養」「直感・霊感」「厳格」というキーワードに着目しましょう。
人物像のイメージからお伝えするのであれば、「バリバリに仕事をこなすかっこいい女上司」といったところになります。
とにかく有能で、テキパキと仕事をこなし、知識も経験も豊富で指示も的確……といった、理想の上司、または管理職のイメージですね。
「そういった人物を目指すとよいですよ」または「そういう人に助けを求めましょう」など、読み取りの細部は質問内容によります。
他のカードとの関連も合わせて、きちんとリーディングするよう心がけましょう。
アドバイス:
『バリキャリ女子的なカッコよさが発揮されています』
仕事に対する知識や経験、落ち着いた態度が評価されています。
あるいは、そうなることが目標となっていることが示されている状況です。
有能な人物は、いつの時代のどんな場所でも頼られ、必要とされます。
そのキャリアを極める!くらいの心意気で、仕事に取り組んでいってみてください。
逆位置:
「オールドミス」「知ったかぶり」「中途半端」などの意味合いに注目しましょう。
ただダラダラと勤続年数を伸ばすだけでは、キャリアをこなしているとは言い難い状況ですよね。
「だいぶ長く勤めているけれどまるで仕事ができない人」や、「仕事ができないくせに口うるさい年長の職員」になっている可能性を指摘できます。
あるいは、そういった人物が問題の核心である、という状況を読み取ることもできます。
自分がそうなのか、周囲にそういうタイプの人物がいるのか、質問内容や周りのカードからしっかり読み取っていきましょう。
アドバイス:
『脱・お局様!を目指してください』
口うるさいだけで仕事はできない、典型的な「煙たがられている年長者」になってはいませんか?
または、そういう人が周囲にいないでしょうか。
もしも自分がそうだという心当たりがあるならば、すぐに行動を改めましょう。
身近に該当者がいるのであれば、その人から距離を置くことで仕事に関する悩みが解決に向かいます。
それでは、タロットの女教皇について最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、女教皇のカードについてお話しました。
女教皇は「女司祭長」や「高位女神官」とも呼ばれる大アルカナの2番。
深い教養を身に付けるといった意味合いを持ちます。
正位置の主な意味は「教養を身に付ける」「研究」または「世俗を避ける」。
逆位置の主な意味は「オールドミス」「愛らしさに欠ける」「知ったかぶり」です。
人間関係の問題で出た場合、正位置なら『求められているのは奥ゆかしい態度です』。
逆位置なら、『地雷女になっている可能性があります、すぐ改めてください』というアドバイスです。
恋愛関係での正位置は『恋愛よりも極めたいことがあるのは悪いことではありません』。
逆位置は『恋愛を目の敵にするのはやめましょう』というアドバイスとなります。
また、仕事関係の正位置の意味は、『バリキャリ女子的なカッコよさが発揮されています』。
逆位置は、『脱・お局様!を目指してください』というアドバイスが読み取れます。
女教皇は特に女性に関わるカードではありますが、男性が絡む問題で出た際も、質問とキーワードをしっかり結び付けて読み取るようにしましょう。
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